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嘔吐恐怖症の回復でのつまずきは、良いことです。本当に。

恐怖症の回復に「つまずき」というものはありません。回復のグラフがなぜ間違ったイメージなのか、そしてピラミッドが何を正しくとらえているのかを紹介します。

私はこれまで、恐怖症のある何百人もの人(主に嘔吐恐怖症と広場恐怖症)や、恐怖症を治療する何十人ものセラピストと話してきました。大きな話題のひとつは、つまずき、再発、そして失われた進歩です。今日、私が伝えたいのは、恐怖症の回復に「つまずき」というものはない、ということです。

つらい日がない、という意味ではありません。つらい日はあります。昔の習慣に戻ってしまう日がない、という意味でもありません。それも起こります。私が言いたいのは、回復は一直線ではなく、つらい日や昔の習慣で時間が巻き戻されるわけではない、ということです。回復について考えるとき、私たちはよく、こんなグラフを思い浮かべます。

Biaの成果レポートの折れ線グラフ。利用した23週間にわたって、報告された恐怖症の重症度が着実に下がっている様子を示しています。
23週間にわたって報告された重症度(Biaの成果レポートより)。

実はこれは、Biaの成果レポートに載っているグラフで、ユーザーがBiaを使っている間に大きな改善を報告していることを示しています。でも、これだけは100%の自信を持って言えます。恐怖症から、すぐに、一度目で、つらい日もつまずきもなしに回復する人は誰もいません。本当に、誰ひとりいないのです。そんなことは起こりません。言語を学んでいる人がときどき言い間違えたり、新しい楽器を学んでいる人がたまに音を外したりするのと同じです。グラフを使うのはシンプルでわかりやすいからですが、それは回復についての間違った考え方です。もっとずっとふさわしいイメージは、ピラミッドです。

私自身の回復のピラミッドについては、回復のピラミッドで詳しく書いています。

このイメージでは、毎日、一日も欠かさず、ピラミッドに石をひとつずつ積んでいきます。そこには良い日も含まれますが、それ以上に大切なのは、つらい日も含まれることです。つらい日はどれも、受け止めて学ぶチャンスです。恐怖症のある人の多くは自分にとても厳しく、そうしたつらい日は、毎日の苦しみに加えて、罪悪感、恥、後悔という絶え間ない拷問になってしまいます。回復のプロセスの一部は、ここで立ち止まり、自分を少し認めてあげることです。恐怖症が始まった頃のあなたと同じ年齢の、別の誰かを想像してみてください。その人はおびえ、ひとりぼっちで、苦しみ、混乱しています。あなたが自分に向けているのと同じ罪悪感、恥、後悔を、その人に向けるでしょうか?向けないはずです。だから、自分にも向けなくていいのです。

昔の習慣に戻ってしまったら、それはピラミッドの石になります。自分で目標を立てて、それに届かなかったら、それもピラミッドの石です。何か新しいことに挑戦して、思ったようにいかなかったら、それも石です。毎日の生活の中で、仕事、学校、人間関係、趣味など、あらゆるところから、ピラミッドに積む石を受け取っているのです。

ピラミッドはいつ完成するのか?

完成することはありません。

だからといって、ずっと恐怖症に苦しみ続けなければならないわけではありません。ピラミッドが大きくなるたびに、周りの世界がもっと見えるようになります。嘔吐恐怖症から回復したあとも、私はピラミッドに石を積み続け、そのいちばん上に堂々と立って、何十年分もの日々、良い日も、そしてもっと大切だと思う、つらい日も含めた日々が形づくったレンズを通して、人生を味わっています。

あなたは、恐怖のない人生を送っていいのです

Biaは、エクスポージャー療法を練習できるものに変えます。自分に合わせたプラン、ガイドつきの練習、そして目に見える進歩。